「ウィルパワー(意志力)」とは、一言で言うと「目標を成し遂げる力」のことです。最近欧米の心理学で使われるようになってきた心理用語だとお話しました。

本日のポイント
夢は誰にでもあります。多くの人は夢を夢で終わらせてしまいます。では、叶えるにはどうすればいいのでしょうか?
ウィルパワー(意志力)はスタンフォードが着目したのです。
それは「勉強」「出世」「寿命」の違いの原因として、意志力の有無が影響しているらしいことが科学的に証明されるようになってきたからのようです。
今回はウィルパワー(意志力)の意味、そして意志力を消耗させる6つの要因、強める4つの要因を説明します。
では、意志力(ウィルパワー)について学習しましょう!
目 次
意志力(ウィルパワー)は限りある資源だった!
意志力(ウィルパワー)を低下させる要因
低下要因1 決定疲労・自我消耗
低下要因2 マルチタスク
低下要因3 長時間の労働
低下要因4 血糖値の低下
低下要因5 睡眠不足
低下要因6 ストレス
意志力(ウィルパワー)は限りある資源だった!
意志力(ウィルパワー)は使い切ると睡眠や休憩をとらないと戻すことができず有限です。
起きてから寝るまでの間に一定の量しか用意されず、何かを考えたり決めたり、自分のそのときの感情や衝動を抑えたり、我慢したりするたびに減ります。
心理学では「決定疲労」とか「自我消耗」とウィルパワーが減ることを表します。「決定疲労」とか「自我消耗」が進むと、計画性や自制心が働きづらくなり、自分の思考・行動が感情に流されやすくなってしまいます。浪費してしまえば、本当に必要なときに意志力を使えなくなってしまいます。
食事のメニュー選びを人にまかせてしまったりしませんか? 意思決定の量が多すぎて、脳が疲労を起こした状態に陥ったからです。イライラしだすのも意志力が関与する部分も多いとされてます!
疲れてるときには、重要な意思決定はしない方が良いです。
「自我消耗」が進むと、物事を決めることを避けるようになります。
では次に意志力の増減に関する要因を詳しく説明します。
意志力(ウィルパワー)を低下させる要因
では次に意志力を損なう要因を説明します。
低下要因1 決定疲労・自我消耗
物事を決める、判断することは全て意志力が消耗するのだと思ってください。どんなに簡単な作業でも消耗しますのでちょっとした空き時間の作業も要注意です。
ちなみに大きなことを目指す人は細かいことを気にしないし関わりません。
低下要因2 マルチタスク
なんとなく気になることを頭の片すみに置いて進めると意志力をよけいに消耗します。
やるべきことは一つに集中しましょう。
気になることはToDoリストに書いて忘れます。どうしても気になるなら、先にやるか、やる時間を決めましょう。
メールなど短時間で済むことなら片付けてしまいます。急ぎや突然の問題発生があるかも知れないからです。仕分けして時間があればゆっくりやればいいのです。
大事な意思決定をしなくてはいけない場合でも、「どうでもよいことは後回しにする」「気になることは先に片付ける」方が私には健全です。
低下要因3 長時間の労働
あなたも実感したことがあると思いますが長時間で休憩をいれずに仕事などで頭を使い続けることは意志力をより消耗します。
低下要因4 血糖値の低下
脳はブドウ糖を使います。血液中の血糖値の濃度が減ると、意志力が落ちます。
そうなると、血糖値を上げれば意志力をもとの状態に戻せそうなイメージになりますが残念ながらそうでもないようです。
少しの量を摂取すれば、それなりに向上するのですが、朝のレベルまで戻すのは無理なことがわかっています。
低下要因5 睡眠不足
睡眠時間が少ないと、意志力は正常なレベルに戻りづらくなります。
低下要因6 ストレス
特に労働の場面では意志力が減る、萎えるを実感することがあると思います。
同時にストレスも意志力を消耗させると言われています。悲しいできごと、つらいできごと、不快な人間関係などです。
まとめ
意志力(ウィルパワー)を低下させる要因を中心にまとめました。これを知ることで意志力を消耗することを抑えられます。
あなたも自分の意志力をコントロールしてことを成し遂げてください。
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